「イリヤー詩人の写真・写真の詩」・・・見えるものと見えないもの
~左子真由美・佐古祐二・尾崎まこと~
●日時:5月19日(日)~25日(日)
11:00~18:00(最終日は16:00まで)
●会場:MAG南森町アートギャラリー
大阪市北区東天満2-10-16
06-6353-1866
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Il y a は元来フランス語で「何かが存在する」ことを表すのに用いられる表現です。哲学者レヴィナスはこの概念を中心に思想を展開しましたが、私たち三人はこのフランス語を借り2007年に詩誌「イリヤ」を創刊しました。
Iliya・・そこに何かがあるとき、じつは見えない誰かがいるのではないか?
たとえ花であっても星であっても、人はそれを「詩」と呼んできた。
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《作家さんより》
●左子真由美よりみなさんへ
そこに在るものをいちばん佳い姿でクローズアップしたいと思いながら撮っています。同じ空間を共有しているもの、同じ時を生きているものがとても愛
しいです。
●佐古祐二からみなさんへ
丘に立ち蒼穹(そうきゅう)を仰ぐ駿馬(しゅんめ)、火の鬣(たてがみ)
世界は、一頭の馬だ
私はそんな世界と交合したい
●尾崎まことからみなさんへ
シャッターを切るとき、軽い目眩がします。ファインダーのあちら側から、
なにか透明なものが飛んできて、こちらの僕を通過してブーメランのようにま
たあちらに還っていくような目眩。…一瞬の「たましいの帰郷」のようなもの
が映っておればよいなぁ!
《Profile》
◆左子真由美
岡山生まれ、大阪市立大学文学部卒 出版社(株)竹林館代表取締役
関西詩人協会運営委員 日本現代詩人会会員 日本ペンクラブ会員
詩誌「PO」編集委員 詩誌「イリヤ」同人 詩を朗読する詩人の会「風」世話人
著作:詩集『MON DICO(愛の動詞)』『あんびじぶる』『愛の手帖』フォトポエム『omokage』
ほか多数
◆佐古祐二
和歌山生まれ 京都大学法学部卒 弁護士 詩誌「PO」編集長 関西詩人協会運営委員
日本現代詩人会会員 詩誌「イリヤ」同人 詩を朗読する詩人の会「風」世話人
著作:評論『詩人杉山平一論 星と映画と人間愛と』「抒情の岸辺一詩を愛する人たちへ』
詩集『いのちの万華鏡』『世界を風がふかなければ』『vieの焔』『ラス・パルマス』
左古真由美・尾崎まことと共に「詩の実作講座」の講師を勤める
◆尾崎まこと
大阪生まれ 関西大学文学部卒 (株)竹林館企画編集室室長・専属写真家
関西詩人協会運営委員 詩誌「イリヤ」発行 詩誌「PO」編集委員
著作:詩集『カメラ・オビュスキュラ』『断崖、そして岬、あるいは地層』
童話集『千年夢見る木』
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19日は初日で、不順な天候にもかかわらず、多くの来場者に恵まれました。
オープニングパーティも大盛り上がりで、アットいう間の楽しい時間でした。
著作本や写真もお買い上げいただいたりと、作品は大人気です。どうぞ会場まで、2度3度と足をお運びくださいませ。