「齋藤孝 展」開催のご案内です 《絵画》
●日時:平成29年11月2日(木)~7日(火)
午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)
●会場:MAG南森町アートギャラリー
大阪市北区東天満2-10-16
06-6353-1866
◇オープニング
11月2日(木) 午後5時~
当ギャラリーでは2回目の齋藤孝氏の個展です!
どうぞ、お誘いあわせの上、お気軽にご来場ください!
- MAG -
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【作者略歴】
名古屋生まれ
1978 第5回日韓三大学文化交流展 (大阪芸術センター)
79大阪芸術大学 美術学科卒業 (卒業制作 研究室賞)
80 大阪人現代美術展 招待出品 (大阪市立美術館)
大阪芸術大学 専攻科修了
79~83 国画会・関西国画会(新人賞)
82~83 佐野順(現 絵画作家)・高木栄一(現 和歌山大学教授)・永津禎三(現 琉球大学教授)・森裕之(現 会社役員)とのグループ展「方の会」(ギャラリーはくぜん)に参加
2016 10月齋藤孝展(МAG南森町アートギャラリー)
11月齋藤孝展(かふぇ・たかい)
八尾市立小中学校教頭・校長・幼稚園長を歴任後、現在は絵画教室 講師等
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【作者コメント】
何十年かのブランクを経た後、絵画制作を再開して約1年半が経過しました。昨年は、10月・11月に「МAG南森町アートギャラリー」・「かふぇ・たかい」において連続個展を開催しました。 昨年の個展の際、「МAG南森町アートギャラリー」のホームページに次のような文章を掲載しました。
「若い頃作品を創っていた時と異なる新しい発見があります。以前は、半抽象半具象の今様に言う『上から目線で調子に乗った』作品を描いていたように思います。今は、原点に還って受験生のような気持で作品を創っていることにふと喜びを感じたりします。これから私と作品がどう変化し、どこへ向かっていくのかはわかりませんが、作品制作の喜びや楽しさを大切にしたいと考えています」
さて、個展を開催して私の想いや作品がどう変化したのでしょうか。昨年は、長いブランクの後だったこともあり、何を描きたいのかどう描きたいのか暗中模索で、思いついたモチーフを思いついた表現で描き飛ばしたという状態でした。ですから、できあがった作品はいろいろな表現が混在し総花的で、来場された方から「1人の作家の作品ではないみたい」という感想をいただきました。その後、何とか自分を見つめ直し、自分なりの表現を確立したいと思ってこの1年間作品を創ってきました。しかしながら、現在でも作風は固まっていません。それどころか、未だに五里霧中の深い迷いの中にあります。
ただ、一つだけ決まりつつあることがあります。昨年の4月に作品制作を再開してから、それまで封印していた美術館や博物館等に極力足を運ぶことにしています。すると、油彩画のマティエールや光沢を「なんとなくしんどい」と感じている自分がいるのです。私の専門は油彩画なのですが、日本画や水墨画・仏画に魅力を感じて足が止まってしまうのです。とりわけ、今年の1月に訪れた名古屋の「徳川美術館」の所蔵品には目を奪われました。高等学校時代、何度か観ているはずなのですが、当時は強い印象はありませんでした。
それ以外の美術館等を訪れても、日本画の絵具の繊細な美しさに足が止まりました。それで、1月より日本画の顔料で作品を制作し始めたのです。日本画は大学の実習で少し経験した程度で、専門的に学んだ経験はありません。今回の個展の作品は、全て「日本画の顔料で描いた洋画」といった変てこな作品群です。
私はこれからも作品を創る喜びと楽しさを大切にし、自分の感性に正直に寄り添いながら、少しずつ変化し進んでいきたいと願っています。拙い作品ですが、どうぞご高覧ください。
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